みんなの党の非常識「渡辺夫人」

アジェンダの党が「めんどり鳴いて国滅ぶ!」では話にならぬ。渡辺代表、目を覚ませ!

2013年9月号 POLITICS

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8月7日午後5時前、参院議員会館102会議室の扉が開いた。真っ先に出てきた柿沢未途衆院議員は真っ青な顔で口を結んだまま、立ち去った。記者に取り囲まれた江田憲司氏は口元に薄笑いを浮かべていたものの、その表情は憔悴しきっていた。午後3時に始まったみんなの党の両院議員総会。渡辺喜美代表が新役員人事案を提示したが、幹事長の江田氏の名前が読み上げられることはなかった。渡辺氏はすぐさま「言いたいことは懇談会でやりましょう」と、両院議員総会を閉じようとしたが、それでは江田氏が収まらない。「代表には議事進行権がない。民主的にやってください」と強く抗議し、総会は続行された。

「桐島」は夫人のお気に入り

現在のみんなの党は、渡辺派、江田派、中間派の三つに分かれる。最も数が多い中間派は江田氏に同情的とされ、中心的な人物である川田龍平参院議員が手を挙げ、「代表には改革をしっかりやったうえで人事 ………

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