「菅が激怒」でJICA理事詰め腹

蠢くミャンマー利権人脈。トラの威を借る官僚が、群がる政治家に媚びてクビを取った。

2013年8月号 POLITICS

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6月28日、衝撃の辞任劇が起きた。日本の政府開発援助(ODA)を一元的に担う独立行政法人、国際協力機構(JICA、旧国際協力事業団)の荒川博人理事が突然、辞表を出した。なぜか、との本誌の問い合わせにJICA広報は答えた。「本人の意向です」それじゃ、理由がわからないと突っ込むと「体調などではなく、業務を超える発言があったそうです」と言うばかりだ。無理もない。本来は理事長の田中明彦(東大教授)のクビが飛ぶはずだった。それでは事が大きくなるので、プロパー理事が辞める羽目になったのだ。荒川理事は76年に海外経済協力基金に入り、国際協力銀行を経て新JICAの理事になった。ニューデリーやワシントンに駐在、ダボス会議や世銀などの国際会議の経験も豊富だが、なぜ詰め腹を切らされたのか。ミャンマーである。

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