イランとイスラエルに交渉の芽

新型の地中貫通爆弾を準備しながら、穏健派ロウハニ新大統領の出方をうかがう。

2013年8月号 GLOBAL

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イラン大統領選でハッサン・ロウハニ師が当選した6月15日、テルアビブのキリヤビルにあるイスラエル国防軍本部に、ワシントンの米国防総省からある文書が届いた。サイバー攻撃から厳重に保護された機密文書だった。ロンドンの西にあって暗号解読や通信傍受を行っている英GCHQ(政府通信本部)でも、150人が働く一階の広いオペレーションルームのモニターに、同じメッセージが飛び込んできた。世界的諜報網を束ねるGCHQの本部長は、温和なサー・レイン・ロバンである。情報は彼の広い執務室に届けられた。文書の内容は、米空軍が13トンの「バンカー・バスター」(地中貫通爆弾)を使い、イランが地下深くに建設した核施設を模したレプリカをテスト爆撃したというものだった。

61メートルの岩盤突破

開発に5億ドルを要した新型の巨大地中貫通爆弾GBU‒57Bは、B2ステルス爆撃機から投下すれば厚さ61メートルの岩盤を突き破る破 ………

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