欠陥除染で焼け太る「原子力機構」

モデル事業をゼネコンに丸投げして、共存共栄の「除染利権」を構築。農業用水に汚染水を垂れ流しても見て見ぬふり。

2013年8月号 DEEP [さっさとお取り潰し!]

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我が国唯一の原子力総合研究機関と称する独立行政法人「日本原子力研究開発機構」(以下、原子力機構)のモラル喪失は救い難い。「もんじゅ1万カ所点検漏れ」や「東海村実験施設で放射性物質漏洩」を起こし、5月に鈴木篤之理事長が引責辞任したばかり。下村博文文部科学相は後任に、原子力機構の前身である日本原子力研究所の元理事長・松浦祥次郎氏を指名したが、「77歳と高齢なうえ『原子力ムラ』の長老である松浦さんに組織を立て直せるか」と、首相官邸筋でさえクビを傾げる。その原子力機構が、今度は国から委託を受けた除染事業でも、大量の汚染水を川に流す、とんでもない不祥事を起こした。「農業用水に汚染水340トン 原子力機構が計画了承」と、共同通信がすっぱ抜いたのは7月12日。記事によれば「原子力機構が発注した除染モデル実証事業(2011~12年)で、中堅ゼネコンの日本国土開発が福島 ………

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