「中国式バブル」不気味な時限爆弾

短期金利の急上昇は政治の所産。社会の安定を優先し、バブル退治を先送りしたが、いつまで続けられるか。

2013年8月号 GLOBAL

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6月下旬から7月上旬にかけて、世界の金融業界は「中国バブル」の崩壊という悪夢への恐怖に苛(さいな)まれた。6月20日、上海の銀行間市場で短期金利が急騰し、翌日物の金利が13.44%と過去最高を記録。四大国有商業銀行の一つである中国銀行がデフォルトに陥ったとの噂が流れるなど、銀行の資金繰りが逼迫している実態が浮き彫りになったのだ。5月中旬まで3%以下で安定していた銀行間金利は、6月中旬にかけて乱高下しつつ上昇し、19日には7.66%に達していた。それが一気にハネ上がったのは、同日招集された国務院常務会議(閣議に相当)がきっかけだ。同会議では「穏健な金融政策を堅持し、合理的なマネーサプライを保持する」方針を確認した。市場関係者はこれを「中国人民銀行(中央銀行)は資金繰りが悪化した銀行に助け船を出さない」というメッセージと受けとった。さらに20日午前、人民銀行は ………

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