「反柘植」勢力が巻き返し、自民vs.反自民の分裂選挙寸前だった知られざる内幕。
2013年8月号 POLITICS
内に深刻な分裂を抱えたまま参院選に突入した全国郵便局長会(全特、黒田敏博会長)。自民党比例代表で組織候補のトップ争いに加わったが、それでも3年前、小政党の国民新党に「郵政民営化見直し」の怨念を総力傾注して叩き出した40万票の大台には遠く及ばない。前会長の柘植芳文候補は当選しても、少なくない「反柘植」勢力が棄権したり他へ流れ、本来の組織力は大きく削がれたからだ。それもそのはず、実は公示直前まで、自民党以外の政党から「もう一人の全特候補」を擁立する仁義なき政界工作が繰り広げられていた。自民vs反自民の分裂選挙寸前だった知られざる内幕を、全特報道で独走する本誌が明かそう。「全特は割れる。手を突っ込め」。いち早く動いたのは、選挙の嗅覚はいまだ鋭い生活の党・小沢一郎代表だった。本誌7月号で既報の通り、岩手、青森の両選挙区では5月下旬、全特の政治団体「郵 ………
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