都民銀行と八千代銀行の経営統合に金融庁も前向き

2013年6月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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「東京都民銀行(以下、都民銀行)と八千代銀行が一緒になるのではないか……」最近、地銀関係者の間で両行の経営統合説が囁かれている。都民銀行は戦後、東京都知事の諮問機関により、中小企業支援のための銀行設立が答申され、これを受けて設立された。石原慎太郎・前知事が設立した「新銀行東京」と似ている。しかし、東京を地盤とする地方銀行である同行は、メガバンクがしのぎを削る金融激戦区にあって長い間苦戦を強いられてきた。総資産約2兆5千億円にとどまり、都内の大手信金の後塵を拝する有り様だ。かつては、日本興業銀行系の地銀といわれたが、同行が富士銀行、第一勧業銀行と経営統合し、みずほグループとなると、その関係も希薄になった。一時、経営の先行きを案じた金融庁が同じ関東の地銀中位行の千葉興業銀行(千葉県)、武蔵野銀行(埼玉県)との経営統合を画策した時期もあったが、こ ………

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