「掛け声」だけの後発医薬品促進策

ジェネリックを30%から60%に引き上げる新目標は、厚労省が得意の統計マジックだ。

2013年6月号 LIFE

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後発医薬品(ジェネリック)をご存じだろうか。新薬の特許が切れた後に、安い価格で市場に出てくる新薬と同一成分同一効能の医薬品である。後発品を使うと、我々患者が窓口で支払う金額は少なくとも7割、多くは半分以下に減る。効き目が同じで価格が安いなら言うことなしと、医療費抑制に取り組む政府は、数年前から後発品の使用促進を推進している。しかし、これが思うように進まない。「このままでは日本の医療保険制度は薬でパンクする…」(ある地方病院院長)。後発品の使用促進は、なぜ、進捗しないのか。取材を進めると、問題だらけの現状が見えてくる。日本の国民総医療費は1999年に30兆円を突破し、2011年に37兆円を超えた。毎年約1兆円増えているから、おそらく数年後には40兆円を超えるだろう。もし、特許が切れた新薬を、すべて後発品に置き換えると、1兆2千億円程度の医療費を軽減できる。 ………

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