FRB「忍び足」の出口戦略

総資産3兆ドルのQE3“メタボ”を絞るのは容易でない。景気好転の機を捉え、イエレンらハト派が動きだした。

2013年6月号 BUSINESS [「バーナンキ後」へ瀬踏み]

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米連邦準備理事会(FRB)が金融の量的緩和からの出口を探り始めた。まだ先のことさ、と市場は高をくくり、米国株は最高値を連日更新している。日銀が「異次元緩和」に乗り出した日本では、遠い海の向こうの話のように思えるのだが、そう言っていてよいものだろうか。思い出してほしい。FRBが2010年春にかけて金融緩和からの出口戦略を模索していたことを。米国の政策金利をみればハッキリする。FRBが誘導対象にしているのは、銀行間で短期資金をやり取りし合うフェデラルファンド(FF)金利で、その水準は08年12月に0~0.25%に利下げし、それ以降、4年半もずっと「ゼロ金利政策」を続けている。このFF金利とは別に、市場で資金が取れなかった銀行向けにFRBが助け舟を出す際の金利がある。公定歩合(補完的貸付金利)だ。FRBは08年12月にFF金利と歩調を合わせ、公定歩合を0.5%に引き下げたものの、その ………

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