「三村日商会頭」に経団連は見る影なし

財界主流派には安倍政権としっくりいかない米倉会長を担ぐ意味はない。求心力喪失の瀬戸際だ。

2013年5月号 BUSINESS

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財界三団体の一つ、日本商工会議所の会頭に三村明夫・新日鉄住金相談役(72)が就く。実力派の三村氏の登場で、ただでさえ評判がよくない米倉経団連の存在感は風前の灯である。三村氏の日商会頭就任は異例も異例だが、その経歴と実績は日商会頭に申し分のないものである。東大経済学部を卒業して、旧富士製鉄に入り、新日本製鉄の社長、会長を務めた。アルセロール・ミッタルの攻勢を凌ぎ、住友金属工業との統合に漕ぎつけた。経団連副会長の経験もあり、経済界では国際派の論客として定評がある。しかし、三村氏は新日鉄と住友金属の統合を機に相談役に退いている。経済団体のトップを務めるには出身企業の代表権を持ち、そのバックアップを受ける形が望ましい。経済団体に求められる様々なイベントへの寄付金や人材派遣について、いちいち出身企業の社長や会長の了解を得なければならないようでは、財 ………

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