黒田総裁仰ぐ日銀マンは「御殿女中」に逆戻り

2013年5月号 BUSINESS

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かつて日銀はマスコミの間で、「御殿女中」と揶揄されていた。金融政策をめぐり、自民党や大蔵省(現財務省)に突っ張って見せても、最後は腰砕けになり、記者の前で愚痴をこぼしてばかりいたからだ。しかし、法改正により日銀が悲願の独立性を獲得すると、この蔑称は次第に聞かれなくなった。小泉政権下で日銀総裁・福井俊彦は、将来を見据えて金融政策を運営する「フォワードルッキング」を標榜。デフレ脱却を確信した上で量的緩和とゼロ金利を解除し、独立性を存分に謳歌した。一方、「解除は時期尚早」と猛反対していた官房長官・安倍晋三の面目は丸潰れ。首相の座に就いた時、日銀に対する恨みは骨の芯まで染み付いていた。まさか、安倍が政権に返り咲き、徹底的な報復攻撃を断行するとは……。日銀の誰一人として予想できなかっただろう。中央銀行のフォワードルッキングなど、所詮はその程度の代物 ………

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