なりすまし事件を横目に、ついでの家宅捜索に国家賠償訴訟。訴状で捜査員名指し糾弾。
2013年5月号 DEEP
ネット掲示板「2ちゃんねる」の生みの親「ひろゆき」こと西村博之と、何が何でも彼を仕留めたい警察の“ドッグファイト”がいよいよ熱を帯びてきた。3月28日、ひろゆきは意外な男の傍らにいた。あの「ホリエモン」堀江貴文である。堀江がライブドア社長だった時代、近鉄やニッポン放送買収を画策して有頂天になっていたが、やがてマネーゲームの亡者と化し、2006年に証券取引法(現金融商品取引法)違反で摘発された。堀江は長野刑務所に1年9カ月服役して仮釈放され、東京に戻ったばかりですぐ合流したのがひろゆきだった。下獄前はモヒカン刈りにするなど「反権力」を誇示していた堀江だが、この日の会見では「社会に迷惑をかけたことを謝罪したい」と殊勝だった。実はこの会見、ニコニコ動画がお膳立てした。ひろゆきはニコ動を運営するニワンゴの役員を2月まで務めていたから、彼にとっては自ら働きか ………
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