押し戻された金商法「筋悪」改正

2013年5月号 連載 [監査役 最後の一線 第25回]

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資本市場の原則を捻じ曲げることになりかねない「筋の悪い」法律が今国会で成立する。「金融商品取引法等の一部を改正する法律」。金融庁が所管で、4月中旬までに自民党・財務金融部会の議論を経て総務会の承認を得て、国会に提出される。実はこの改正案、金商法だけでなく、いくつもの法律をパッケージにして一気に変えてしまおうというもの。狙いはインサイダー取引の強化や資産運用の不正に対する罰則強化、金融機関を処理する際の枠組み整備など内容は多岐にわたる。金融に関心を持つ人でも詳細を把握するのは難しい。ましてや、忙しい国会議員が問題点を見つけるのは至難だ。そこに役所の狙いがあると言っても過言ではない。そんなドサクサに紛れ込ませるかのように「筋の悪い」見直しが組み込まれている。銀行の株式保有規制の緩和。金融機関は現在、企業の株式を原則5%までしか保有できないが、 ………

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