安倍首相はなぜ大化けしたか

参院選まではすべての力を経済に集中する——。アベノミクスは雌伏の間に人脈を築きあげたとっておきの秘策だった。

2013年5月号 POLITICS [特別寄稿]

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政治観察を生業(なりわい)とするようになってから、安倍首相で25人目である(安倍首相は2度目なので人物としては24人)。40年強の間にさまざまなことが起きたので、少々のことでは驚かないが、2度目のこの安倍政権には驚いた。どことなく弱々しく、自信無さげで、ついには体調不良で政権を投げ出したあの人物と同じかと思うほど、すべてに大化けしている。ロケットスタートから爆走を続ける安倍政権に不安材料があるとすれば、難病指定されている「潰瘍性大腸炎」という病気だけだ。7月の参院選を前に早くも自民党勝利のマジックが点灯したかのような勢いで、内輪もめばかりの野党が気の毒になるほどだ。「アベノミクス」というよりは安倍、黒田日銀総裁で「アベクロノミクス」、あるいは安倍、黒田、物価で「AKB」とも言える。それにしても、である。政権発足のころ、「金融政策で実体経済を変えるこ ………

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