アベノミクスに浮かれる「黒田日銀」

日本市場はミニバブル。「やれることは何でもやる」新総裁の下で高まる財政破綻確率。

2013年4月号 BUSINESS

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オーストリア出身の哲学者カール・ポパー(1902―94年)は反証可能な仮説だけが科学的だとする反証主義を提唱し、マルクス主義や旧ソ連の政治経済体制への批判を強力に展開した。ポパーの思想は各国の知識人に多大な影響を及ぼし、国際金融界ではヘッジファンドの巨人、ジョージ・ソロスが熱烈な信奉者として知られる。ソロスはロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)でポパーから徹底した合理主義を学び、市場の歪みを発見して期待を働き掛けるという投資手法を編み出す。90年代初め、英中央銀行(イングランド銀行)にポンド売りを浴びせて大勝利を収め、グローバル市場に衝撃を与えた。日本では、若き大蔵官僚が1969年に英オックスフォード大へ留学し、ポパー哲学に衝撃を受けた。帰国後の彼は多忙な本業の傍ら、その思想を国内に普及させようと超難解な著作の翻訳に取り組んだ。彼こそが、首 ………

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