徳洲会「内紛」に特捜動く

徳田虎雄の“股肱の臣”とファミリーが暴露合戦。政治家ゾロゾロと「疑惑の宝庫」。

2013年4月号 DEEP

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日本最大の医療法人「徳洲会」の理事長で政治団体「自由連合」を率いる徳田虎雄と、その「金庫番」の能宗克行――。竹下登と青木伊平、金丸信と生原正久など、永田町で資金力のある大物政治家には、必ずカネを扱う“股肱(ここう)の臣”の大物秘書がいて秘密を共有する。この二人もそうしたコンビだった。徳田は、徳洲会で使用する医療機器の販売やリース、院内の物流販売に至るまで、すべてにファミリー企業を絡ませ、利益を抜いては、累計で100億円以上のカネを自由連合の政治活動に投じてきた。

「能宗メモ」83枚の衝撃

その破天荒な徳田が、筋肉が萎縮する難病にかかり、やがて能宗との間に亀裂が生じた。きっかけは、秀子夫人と2男5女に配偶者まで合わせた徳田ファミリーと、「すべてを知る男」との対立。最終的に徳田は、身の回りの世話をするファミリーを選んだ。能宗は、昨年9月、徳洲会専務理事を退任する。それだけな ………

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