「暴対法」の網を掻い潜り「関東連合」を名乗るワル

2013年4月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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どんな世界にも流行り廃れはあるもの。警察関係者は「最近、『関東連合』を名乗るワルによる恐喝事件が増えている」と言う。関東連合は元暴走族の連合体で2003年に解散したが、その後も元メンバー同士が結びつき、悪事に手を染めている。歌舞伎役者の「市川海老蔵殴打事件」で一躍名が売れ、六本木のクラブにおける集団暴行「人違い殺人事件」で世の中を震撼させた。「半グレ」などと呼ばれ、連日のようにマスコミが騒いだ。「彼らは文字通り半グレ。本物の暴力団員(愚連隊)ではないから法の網をかぶせにくい。そもそも広域指定暴力団ではないから反社会的勢力と認定されることはなく、取り調べも普通の人と同じ扱いだ。そこに目をつけた関東連合を標榜する犯罪が急増している」(先の警察関係者)昨年末、東京都港区で起こった恐喝事件では「知り合いのAは関東連合という恐怖集団のOBで、彼の下に何 ………

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