シリアでロシア海軍基地が「不穏」

バルチック艦隊が現れ増強に躍起。立ち寄ったイラン革命防衛隊の将軍は暗殺された。

2013年4月号 GLOBAL

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2月28日、米国、英国など11カ国による「シリアの友人」閣僚会議がローマで開かれ、新任の米国務長官ジョン・ケリーや、英国のベテラン外相ウィリアム・ヘイグらが集まり、シリアのバッシャール・アサド政権と反政府勢力が泥沼化させている内戦の拡大を食い止める協議を行った。会議でケリー長官は、シリア国民が支持する政権への移行を推進するため、反体制派の代表組織「シリア国民連合」と協力関係にある組織に対し、食料や医薬品の供給と6千万ドル(56億円)の拠出を約束した。ヘイグ英外相も940万ポンド(13億円)を「軍事用に流用しない」との条件つきで供与するとした。この日は、ローマ教皇ベネディクト16世が正式に退位した日でもあった。教皇は8年間にわたり平和維持活動に従事し、シリア内戦の解決へ勢力図を変えようとする国際社会の努力を見守ってきた。教皇としての最後の1日は、私的な礼 ………

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