岡田和生が「墓穴」を掘った第三者委員会

2013年3月号 DEEP

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本紙12月号で報じたパチスロ大手、ユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ、ジャスダック上場、以下UE)のフィリピン不正送金疑惑は、ロイター通信や朝日新聞なども追及を始め、大証も調査に乗り出した。創業者の岡田和生会長はスラップ訴訟を起こすなど強気だったが、どうやら勢い余って“墓穴”を掘ってしまったようだ。UEはフィリピンで総工費23億ドルのカジノリゾート「マニラベイリゾーツ」建設を進めている。その子会社アルゼUSAが香港の子会社フューチャーフォーチュン(FF)を通じてコンサル料などの名義で支払った4千万ドル(約37億円)が、同国でカジノのライセンスを出す公社(PAGCOR)の顧問ロドルフォ・ソリアーノへの賄賂に充てられたのではないかというのが疑惑だ。UEは1月に元警察庁警備局長の金重凱之、弁護士の内田輝紀、浜田卓二郎の「第三者委員会」を立ち上げると発表、株主・ ………

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