「対日漁獲枠2割増」の裏にカニ密輸の黒い金

2013年3月号 LIFE

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随分と景気の良い話があったものだ。ロシア200海里内の水域で日本漁船に認められる漁獲枠が2013年から一気に20%も拡大された。近年、日本の枠拡大要望は無視され続けていた。そのロシアが突然日本に大盤振る舞いした裏には、プーチン大統領の影が見え隠れする。2割増が決定したのは昨年12月。日本漁船に与えられるサンマやタラ類の漁獲割当量は前年の5.1万トンから6・2万トンへ引き上げられた。報道陣に事情を問われた郡司彰農水相(当時)は、9月に日露がカニ密漁防止協定を結んだことを挙げ、「両国が信頼関係を築いたことが枠増加につながったのではないか」と歯切れの悪い答えに終始した。決定内容を細かくみると、サンマが前年比15%増の4.1万トン、マダラは5割増、スケトウダラに至っては1万トンと倍増。イカは5%減ったが「日本が削減を求めたから」(水産関係者)で、言うなれば満額回答。国際 ………

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