中国海監の尖閣「消耗戦略」

「砲艦外交」と違い、海軍を後ろ盾にパトロールでじわじわ圧力。中国戦略研究で米国の第一人者が見破った。

2013年2月号 GLOBAL [アジア「近海」覇権]

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東シナ海と南シナ海で中国が強めている攻勢は、今後到来する事態の前触れである。中国政府の非軍事(civilian)部門が進める海洋開発計画と、それが享受する実質的な資源は、中国指導部に新たな戦略展望を開かせることになった。北京は規模においても機能においても海洋力(seagoing forces)を強化するとともに、より効果的で対抗が困難な高度戦略を立てるのに好適な立場にある。こうした中国の戦略は、アジアの海の根本的な秩序再編に至るレベルには今のところ――まだ達していないが、中国が今後、海洋権益を広げていくうえで徐々に配当をもたらすことになるだろう。南シナ海でフィリピンやベトナムに対抗するのと同じように、東シナ海で日本と対抗するために、北京がこれらの海域に非軍用艇を派遣することができるのは、中国の海事パワー(maritime power)の非軍事部門のおかげである。2012年春には、 ………

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