「針のムシロ」日本郵政新社長、坂篤郎の命脈

2013年2月号 POLITICS

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「約2年間、直属の部下としてお仕えしてきました。大変すばらしい政治家。総理としても大変立派な方だと思っています」日本郵政副社長から社長昇格が決まった坂篤郎氏(65)は、昨年12月19日の就任会見で安倍晋三氏の印象を聞かれると、歯の浮くような表現でこう語った。安倍首相が前回の首相時代に内閣官房副長官補を務めた関係などを強調した言葉には、「なんとかお許しを」という痛いほどの気持ちがにじみ出ていた。坂新社長が「針のムシロ」の心境だったのには理由がある。「10年に1人」の大物大蔵次官だった斎藤次郎日本郵政社長から後輩の大蔵官僚OB、坂氏に禅譲されたトップ交代は、衆院選で自民党が大勝し、安倍政権が発足するまでの政治空白に突然決まった。政府が日本郵政の株式を100%保有しているにもかかわらず、日本郵政は自民党に事前に一切報告しなかった。自民党が猛反発したのも当然 ………

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