日ロ打開の切り札「極東開発公社」

東シベリア・極東開発へ日本を引き寄せたいプーチン。陣頭指揮は能吏キリエンコか。

2013年2月号 BUSINESS

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第96代総理に就任して2日後の12月28日、安倍晋三首相はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と電話会談を行い、北方領土問題の最終的な解決と平和条約の締結に向け、作業を活発化させることで一致した。尖閣諸島をめぐり対中関係を悪化させた日本と同じく、プーチン・ロシアも日ロ関係打開に大きな期待感を抱いていると見る。その鍵を握るのは東シベリア・極東地域の開発だ。ロシアにとって、成長著しいアジア太平洋地域経済に統合を進めていくには、天然資源が豊富に眠っていながら、広大な土地に十分な輸送インフラが整備されていないことなどで、他の地域に比べて著しく発展が遅れ、急速な人口流出が続くこの地域の開発促進が不可欠なのだ。他方、アジア太平洋地域でロシア経済は中国に過度に依存しており、このままでは政治的にも依存せざるをえなくなる。対中警戒感を抱くプーチン大統領が、東シ ………

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