ハマスが狙う化学兵器「西岸」持ち込み

イスラエルの総選挙が緊迫。イランの後ろ盾で、シリア製の「恐怖の兵器」を持ち込まれたら悪夢だ。

2013年2月号 GLOBAL

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1月22日のイスラエル総選挙を3週間後に控えた新年明けの1月2日。選挙キャンペーンたけなわのこの日の夕方、ベンヤミン・ネタニヤフ首相は執務室で諜報機関モサドのタミル・パルド長官からの連絡を待っていた。パルド長官は首相の指令で、隣国ヨルダンの首都アンマンに極秘派遣されていた。パルド長官はインテリジェンスの共有を目的に、これまで何度もヨルダンに足を運んできたが、今回のようにデリケートな任務の出張は初めてだった。出発前、パルド長官はネタニヤフ首相に警鐘を鳴らしていた。地中海に面したガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが、内陸のヨルダン川西岸地域も掌握しつつある、と。イスラエルはその数週間前までガザから発射されるロケット弾攻撃にさらされていたが、もっと恐ろしい脅威が待ち構えていることも判明していた。西岸とシリアの首都ダマスカスに潜伏するモ ………

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