「横浜新港倉庫」の株争いで剛腕を見せつけた地元弁護士会のドン、山田尚典の詭弁。
2013年2月号 BUSINESS
横浜財界の名門左右田家が経営する「横浜新港倉庫」で2007年に突如起きた、経営権をめぐる「骨肉の争い」。事実上の創業者左右田棟一の長男武夫の長男宗夫(73、現監査役)と二男照夫(70、現代表取締役会長)らが、棟一の二男俊夫の二男で代表取締役社長の文夫(58)を強引に解任。さらに10年には親族の元特許庁長官志賀学(82)が新港倉庫株100万株を保有する大株主「東京中小企業投資育成」に働きかけ、武夫系一派だけが全株を超廉価で取得した。取得した方は適正価格との差額が課税対象になるため、武夫系一派には税務上の問題が浮上している。本誌は前月号でこうした不透明な経緯を指摘したが、今回は新港倉庫の社外監査役に就任した元横浜弁護士会会長の山田尚典(81)が、文夫の社長解任など武夫系一派のために果たした重大な役割と、武夫系一派が俊夫系の資産管理会社「泰和商会」保有の新港倉 ………
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