日立・三菱重工「格差婚」の舞台裏

「復縁」の仲立ちをしたのは三菱商事の会長か。事業規模が大きな日立が譲歩した理由。

2013年1月号 BUSINESS

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「回り道したけれど、ようやく時計の針が動いた」と日立製作所の中西宏明社長(66)の周辺は言う。中西と三菱重工業社長の大宮英明(66)は11月29日、東京・帝国ホテルで火力発電システム事業を統合すると共同発表した。2014年1月に新会社を設立する。11年8月4日に日本経済新聞が「日立と三菱重工業が経営統合に向けて協議を開始することで基本合意」と報じてから1年3カ月余り。動かぬ巨艦同士の部分統合が動き出す。それにしても1年余りの空白期間は、なぜ生じたのか。

老相談役が最大の障壁

もともと両社間で話し合われていたのは「高速鉄道車両を軸とする社会インフラ」「水処理が中心の環境」「発電プラントに再生可能エネルギーを加えたエネルギー」「IT」の4分野の統合検討だった。ところが、日経が「事業統合」を「経営統合」と飛ばしたため重工が反発、ご破算になった。重工の売上高は日立の約3分の1。「経営統合」 ………

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