「ドメイン利権」JPNICに訴訟の痛打

2013年1月号 BUSINESS

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本誌12年8月号、11月号でインターネットの「ドメイン利権」独占問題を指摘したJPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)に対して、ついに民事訴訟が起きた。原告は中京大学情報理工学部の鈴木常彦教授。JPNICが一方的に規約を変更し「歴史的PIアドレス」や「AS番号」の維持料を課し始めたことを不当だとして名古屋地裁に訴えた。歴史的PIアドレスとは、インターネットの商用利用が始まる以前、JPNICがIP(インターネット・プロトコル)アドレスの割り当てルールを制定する前に、国際機関などから直接割り当てられたもの。PIは「provider independent」の略で「歴史的プロバイダー非依存アドレス」とも呼ばれる。AS番号とは、ネットワークを識別するための番号で、プロバイダーや組織などのネットワークに割り当てられ、IPアドレスとセットで利用される。歴史的PIアドレスやAS番号は、早くか ………

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