国内後発薬メーカーは外資に呑み込まれる運命

2013年1月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

日本のジェネリック(後発医薬品)市場は、国内専業メーカー、国内新薬メーカーからの後発薬への参入組、そして大手外資の三つ巴の争いになっている。大手外資は開発から原料調達、製品供給までグローバル展開し、超低コストの製品供給力で国内勢の追随を許さない。特に内向きに終始する国内専業メーカーは、外資の競争力に太刀打ちできず、国内市場でさえ、勝ち残るのは至難の業だ。日本政府は2012年に数量ベースで30%という、ジェネリック医薬品のシェア目標を掲げたが、12年度の達成は不可能だ。しかし、12年4月から一般名処方(販売名が異なっても成分名が同一のものを処方できる)を導入したため、ハイピッチで後発薬への転換が進み、13年度には30%をクリアしそうだ。後発薬市場の拡大が軌道に乗り始めた日本市場を狙うかのように、12月5日、6日に京都で国際ジェネリック医薬品連盟(IGPA)の年次 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。