米国「財政の崖」にQE3・5

オバマ対下院共和党の協議が難航。このままでは世界同時不況に陥ると、FRBが必死の救命ブイ。

2013年1月号 BUSINESS [超緊縮ショック]

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007映画最新作『スカイフォール』の冒頭エピソードではないが、2013年初から米国で実質的な増税と強制的な歳出削減が実施されたら、景気が真っ逆さまに谷底に転落する。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が名付け親の「財政の崖」(フィスカル・クリフ)に世界中が身構えている。欧州がマイナス成長となり、中国など新興国の景気が軒並み下振れするなか、米国まで失速したらどうなるか。意外にも株式市場は元気だ。安倍晋三自民党総裁の掲げる「次元の異なる金融緩和」をはやす日本はひとまず措こう。財政の崖の舞台である米国でも、ニューヨーク・ダウ工業株30種平均は12月上旬時点で1万3千ドル台の高値を付けている。

FRBは「雇用目標」まで導入

だったら、崖など大した問題ではない、と言いたくなるが、この株高の危うさを当の投資家たちは百も承知だ。オラクル、ウォルト・ディズニー、コーチなど約200社が「財政の崖」 ………

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