「部落差別」公募区長で橋下が馬脚

部落解放同盟が大阪市幹部を吊るし上げ。「橋下の人権と俺らのどこが違うんか!」

2013年1月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

「日本維新の会」の橋下徹代表代行(大阪市長)が衆院選前、自らの出自を巡る週刊朝日の記事に激怒し、取材拒否を振りかざして朝日新聞側の全面謝罪を勝ち取ったことは記憶に新しいが、同じ差別問題で今度は追及される側に回っている。いったい何が起きたのか。「橋下の人権と俺らの人権は違うんか!」「また使い分けしやがって!」と、怒号が飛び交う。11月、新大阪駅に近い東淀川区役所で、北口末広委員長ら部落解放同盟大阪府連の幹部や住民らによる大阪市幹部への糾弾会が開かれていた。

とんでもない公募区長

大阪市内24区の区長をすべて公募で決めるという全国初の区長公募は、外部登用で年収1400万円、市役所の内部登用でも1200万円、局長を上回る市の一般職最高ランクに位置づけられるという好条件もあって大きな反響を呼び、2012年1月の締め切りまでに1461人が応募した。書類選考や最終面接は橋下市長と中田宏特別 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。