「遺訓頼み」金正恩がミサイル発射

軍部の不満を封じるためにも、必要だった打ち上げ花火。中国も二枚舌で“黙認”。

2013年1月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

2012年春以降、経済再建に注力する動きを見せていた北朝鮮が、年の瀬が迫って再び強硬路線に転じた。朝鮮宇宙空間技術委員会の報道官は12月1日、「地球観測衛星」を10日から22日の間に打ち上げると発表した。技術的問題がみつかったと一時は延期を示唆したものの、12日午前9時50分ごろ東倉里から打ち上げ、米国は「衛星軌道に到達したようだ」と判断した。同年4月に続く、事実上の長距離弾道ミサイルの発射となった。日本や米国、韓国など国際社会の反発は目に見えていた。11月に習近平指導部が発足したばかりの友好国中国も、難しい立場に追い込みかねない。にもかかわらず、北朝鮮が発射にこだわったのは、金正恩第1書記の新体制への求心力強化を最優先にしなければならない国内事情があるからだ。朝鮮宇宙空間技術委員会の発射予告は「偉大な指導者金正日同志(総書記)の遺訓を高く奉じ」と、真っ先 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。