橋下維新に振り回される「減税日本」

維新の態度は「全てを捨てて軍門に下れ!」。たち日との「二股」交渉に、みんなの党も嫌気。

2012年12月号 DEEP

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10月29日、衆議院議員の熊田篤嗣(大阪1区)、水野智彦(比例代表南関東)の両氏が、民主党を飛び出した。行き先は名古屋市の河村たかし市長率いる「減税日本」。佐藤夕子衆院議員と、先に民主党を離党した小泉俊明、小林興起の両衆院議員に、熊田、水野の両氏が加わり、所属議員5人の政党要件を満たすこととなり、10月31日に政党化を果たした。同党幹部は「うちは維新(「日本維新の会」)よりもハードルが低いから、特に民主党議員からかなりのラブコールがある。総務大臣経験者も相談に来ているよ。解散直前になれば2桁は確実にやってくるはず」とはしゃぐが、そう簡単ではない。民主党を去ることを決めても「どこへ行けば生き残れるのか」(当選1回の衆院議員)。頼みの「第三極」は、各党の熾烈な駆け引きが続き、構図が定まらない。

愛知で二つの選挙区を譲れ

10月25日、石原慎太郎氏が東京都知事を辞任。「たちあがれ日 ………

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