2012年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
読売新聞が11月のABC調査で、1年ぶりに1千万部の大台に乗せる可能性が高まっている。「瞬間風速」とはいえ大台乗せを再現すれば、同紙の販売の底力を誇示することになる。新聞公正取引協議委員会(中央協)が取りまとめた10月の読売新聞契約部数は、1千万部を数百部超えた模様。この数字を基に販売店などの実態調査を経て算出されるのがABC部数。販売店筋によると、ABC部数は中央協の数字より数万部少なくなるのが通例という。したがって10月のABC部数は1千万部には届きそうにないが、11月の中央協の数字は1千万部を数万部超える見通しで、ABC部数でも1千万部超えの可能性が高いという。昨年は10月に993万部だったのを、7万部以上増やして11月に大台突破を実現。そのためにかかった販売費は5億円と噂され、販売の世界では「禁じ手」とされる「1カ月契約」など、あらゆる手段を駆使しての達成と言われた ………
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