中国軍牛耳る「房峰輝」のクサビ

天安門事件以来の不文律を破り昇格した叩き上げ将軍が、次の10年は人民解放軍を握る。

2012年12月号 GLOBAL

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11月8日、中国共産党の次期最高指導部を選出する共産党第18回全国代表大会(18大)が開幕した。最高意思決定機関である中央政治局常務委員会の新メンバーの顔ぶれは、本稿の最終締め切り(11月10日)時点ではまだベールに包まれているが、雑誌発売時にはすでに確定しているはずである。とはいえ、党内の熾烈な権力闘争に終わりはない。18大は通過点にすぎず、5年後の19大、10年後の20大を見据えた駆け引きがすでに始まっている。それが垣間見えたのが、18大の開幕直前に公表された中国軍のトップ人事だ。10月25日、中国国防省のウェブサイトにある軍首脳の一覧表が更新され、軍4大組織のトップの同時人事が明らかになった。総参謀長に北京軍区司令官の房峰輝(フアンフオンフイ)(61歳)、思想教育を担当する総政治部主任に広州軍区政治委員の張陽(チヤンヤン)(61歳)、兵站を指揮する総后勤部長に ………

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