大和証券顧問に岩下正氏武藤総研理事長の「後釜」か

2012年11月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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大蔵省出身の岩下正氏が大和証券グループ本社の非常勤顧問に就任したことが話題を呼んでいる。大和への天下りと言えば、大蔵省の最後と財務省の初代の事務次官を務めた武藤敏郎氏(入省1966年)が総研理事長の座にある。「岩下氏の招聘は武藤氏の後任含み」と囁かれ、武藤氏の次のステップが注目される。岩下氏は70年入省組の逸材として主計官、首相秘書官を務めたが、大蔵省接待汚職で躓いた。駐米公使、国際局次長を経て、一時は財務官候補に浮上したが、ポストに恵まれず財務総合政策研究所長を最後に退官した。その後、国際協力銀行理事やローン・スター・ジャパン会長を務め、今夏、こっそり大和グループ入りした。「岩下さんが後任とは限らないが、これで武藤さんが大和に残ることはなくなった」と財務省関係者は断言する。武藤氏は来年の日銀総裁人事の有力候補であり、東京証券取引所と大阪証券 ………

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