「IT音痴」阪神タイガースが凋落の淵

球場入場者数が12球団ワーストの落ち込み。IT改革に背を向けた「ちょんまげ経営」でダメ虎はさらにダメに。

2012年10月号 LIFE

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「インターネットはビジネス界に落ちた隕石だ」。ソニーの出井伸之氏は1995年に社長に就任以来、そう言い続けた。インターネットの価値や衝撃の大きさを見誤って、企業が変革を起こせないままだと、ソニーといえども絶滅の運命をたどると警鐘を鳴らしたが、アナログ時代の終わりに押し寄せたデジタルとネットの奔流は、出井氏の危機感をはるかに上回るスピードと激しさで押し寄せた。経営はそれほど厳しい競争下にあるが、日本の企業社会にはいまだにアナログであることを自慢げに吹聴する「ちょんまげ経営者」があちこちにいる。ネット活用はもちろん、パソコンやスマートフォン、時には携帯電話さえ持たない、と豪語するIT音痴の経営者もいて、しかも後継者にトップの椅子を譲らない。新聞界のドンである読売新聞社の渡邉恒雄会長も全くパソコンが扱えないという。他人事ながら新聞界の恐竜は生き残れ ………

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