2012年10月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
「みずほ銀行」の審査部関係者が関与しているという投資詐欺のチャート図が出回り、事件化するのでないかと取り沙汰されている。みずほ銀行本店の某審査役が年8%の利ザヤ還元の金融商品を複数の投資家に無許可販売を行ったのではないかという詐欺話が事の発端のようだ。そのチャート図によれば、様々な経済事件への関与が疑われる「本間美邦税理士」や地上げ資金融資に絡む広域指定暴力団の名前が書かれており、「物騒な人脈相関図になっている」(みずほ銀行関係者)。しかし、実名が書き込まれたみずほ銀行員はすでに「審査第2部」を去っている。矢印で示された様々な取引には古いものがあり、「何らかの意図を持ってばら撒かれた怪文書の類。そこに指摘された取引で事件になったものはなく、信憑性に欠ける部分も多い」とみずほ関係者は言う。その一方で、先の審査役の名刺が、年8%の投資話と一緒に ………
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