八本柱に170項目に及ぶ「党綱領」。橋下は政党旗揚げ討論会で本音と建前をしゃあしゃあと使い分けた。
2012年10月号 POLITICS [ 単純明快な「橋下流デモクラシー」]
「7人が先陣を切って参加していただく意味は非常に重い。リスクのある行動を取った事実は誰でも重く見ますよ」9月11日。大阪市長の橋下徹は「維新八策」を巡る公開討論会に参加した与野党国会議員7人の「日本維新の会」合流を高く評価して見せた。これで橋下が代表に就く維新はひとまず公職選挙法上の政党要件を満たし、衆院選に打って出る態勢が整った。「日本再生のためのグレートリセット」を表題に八つの柱で170項目に及ぶ維新八策。橋下は国政政党の旗揚げプロセスで、この15ページの文書を巡って本音と建前をしゃあしゃあと使い分けて見せている。9日の公開討論会は橋下、大阪府知事で維新の幹事長になった松井一郎ら党幹部にブレーンで作家の堺屋太一、元経済産業省の古賀茂明らを交えて5時間20分に及んだ。石関貴史(民主党、衆院群馬2区)=5分12秒。水戸将史(同、参院神奈川選挙区)=3分35 ………
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