政権交代を担った松井孝治、阿曽重樹、鈴木賢一らキーマンが離脱。転落の日は近い。
2012年9月号 POLITICS
難破船からネズミが逃げ出すように民主党から人材が流出している。小沢一郎グループ約50人が離党に踏み切った際、輿石東幹事長は「それでも参院だけは守り通す」と大見得を切ったが、お膝元の参院から谷岡郁子議員ら「脱原発三人娘」が予告なしの離党届を出し、すっかり面目を失った。「議員だけじゃない。党本部も人材流出が止まらない……」と、ある民主党職員は嘆く。一例を挙げると、小沢氏が毎日新聞(政治部)から引き抜いた阿曽重樹氏。小沢幹事長時代は、党本部の特命幹事長室部長としてゴーストライター兼スピーチライターを務めていた。「小沢さんとメディアのトラブル収拾役を果たしていた。うるさい記者を接待漬けにし、小遣い銭まで与えたと、陰口を叩かれるほどのやり手。小沢さんの秘書的存在だった」(前出の党職員)小沢氏が幹事長を退いた後、体調を崩し、長く休養していたが、最近にな ………
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