「危ない300社リスト」の意外な注目企業

2012年9月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

5月号でも取り上げた銀行・商社の審査マン裏必携といわれる「危ない企業300社リスト」の最新版が8月2日に民間信用調査会社「東京経済」主催のセミナーで発表された。リストラ策を小出しにするばかりで金融機関からそっぽを向かれている「ルネサスエレクトロニクス」、業績が悪いのに三菱東京UFJ(旧三和)銀行が不可解な丸抱えを続ける「大末建設」、もはや筆頭株主の新日鐵もお手上げ状態の「中山製鋼所」、社債デフォルトの「コバレントマテリアル」(非上場)などが目を引く。さらに、怪しい筋の不動産ころがしの片棒を担いで大損をした挙げ句、関西アーバン銀行との裁判に負けて本社不動産まで差し押さえられた「富士薬品」(非上場。松岡修造を起用したテレビコマーシャルが痛々しすぎる)といった、納得の銘柄が多いが、意外なものもあった。一つは「総通」(大阪市中央区)。社名を聞いてピンと ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。