朝日の北朝鮮スクープのリーク源かと疑われたというが、実はハニートラップを苦に?
2012年8月号 DEEP
6月20日朝、千葉県警通信指令室に「男が首をつって死んでいる」と家族から110番通報が入った。茂原署員が駆けつけると、自室で無惨な姿の男性が見つかり、すでに心肺停止の状態。男性は職員証から、外務省第2国際情報官室企画官の河野優氏(47)と確認された。国際情報官室とは、外務省の対外情報部門でインテリジェンス機関とされている。河野氏が所属していたのは、大量破壊兵器やテロ、核拡散などに関わる情報収集を行う第2担当と呼ばれる部門。河野氏にいったい何が起きたのだろうか。1週間前の6月13日付の朝日新聞朝刊の一面に、白抜きの見出しが躍っていた。「中国、北朝鮮に軍用車両」と題するこの記事は、「政府関係者」をソースに実態が詳細に描かれていて、新聞やテレビが一斉に追いかける一級のスクープ記事だった。
記事によると、昨年8月1日、中国は上海から北朝鮮の港に弾道ミサイルの ………
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