オバマが癖になった無人機「抹殺」令

地の果てのテロリストを、ワシントンで操縦して精密爆撃。ジュネーブ条約にはそっぽ。

2012年8月号 GLOBAL

  • はてなブックマークに追加

ホワイトハウスの米大統領執務室では毎週火曜日午前8時、「Terror Tuesday」(テロの火曜日)と呼ばれる会議が開かれる。米国やその同盟国の英国などに深刻な脅威をもたらすテロリストのリストが提出され、無人機(drone)で殺害する次の標的が、この会議で選ばれるのだ。ある日の会議を紹介しよう。黒革の回転椅子に座るバラク・オバマ大統領を、対テロ政策「ツァーリ」(帝王)のジョン・ブレナン大統領補佐官とマーティン・デンプシー統合参謀本部議長が弧状に囲む。補佐官たちが会議に必要なものをすべて揃え、参加者はブレナンが「ジハード(聖戦)のカタログ」と呼ぶファイルを手にしている。

1万キロ先から寝室命中

テーブル上には、ファイルにリストアップされた“標的”の写真や略歴を記した中央情報局(CIA)文書が広げられている。文書には数ページにわたって、標的が深刻な脅威であることや、慎重に裏付けを取った ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。