「党中枢暗闘」で中国ネット統制ボロボロ

薄熙来事件以来、党指導者たちがネット情報を操作し、サイバースペースを権力闘争の戦場にした。

2012年8月号 GLOBAL

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中国共産党のインターネット統制が混迷を深めている。あらゆる情報が「微博(ウエイボー)」(中国版ツイッター)やSNS(交流サイト)を通じて瞬時に拡散し、“ネット警察”の監視や削除が追いつかなくなっているだけではない。党の指導者たちは表向き団結を装いながら、ネット上の情報を水面下で“操作”して対立勢力を攻撃。壮絶な権力闘争を繰り広げているのだ。国民の目に触れさせたくない情報を必死で隠す一方で、ライバルを追い落とすために怪情報をまき散らす。そんな欺瞞に満ちた実態を白日の下に晒したのが、海外でも注目を集めた「薄熙来(ボーシーライ)事件」である。薄熙来は太子党の大物政治家で、2007年から重慶市党委員会書記を務め、今秋の共産党第18回全国代表大会(18大)で選出される次期最高指導部のメンバーの有力候補とされていた。ところが今年2月、薄の腹心で重慶市副市長兼公安局 ………

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