3京円の金利「談合」地獄編

ロンドンの銀行間金利が「操作」されていた。バークレイズと英中央銀行の泥仕合で、国際金融不信に火がつく。

2012年8月号 BUSINESS [LIBORゲート]

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国際金融の中心ロンドンを舞台に、グローバルな金融取引の基準となる(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作をめぐる疑惑が、とめどなく広がっている。大手英銀バークレイズは2億9千万ポンド(約360億円)の罰金を支払うばかりか、経営陣の首が飛んだ。ニューヨークなど他の金融市場に波及するのは必至である。7月3日、英国に衝撃が走った。ここ数年、問題になっていたLIBORの不正操作を認め、バークレイズのマーカス・アギウス会長に続きボブ・ダイヤモンド最高経営責任者(CEO)まで引責辞任したばかりではない。詰め腹を切らされた腹いせともとれるかのように、中央銀行であるイングランド銀行が金利決定に「介入」したことを暴露したからだ。

中央銀行副総裁の電話を暴露

リーマン・ショックに世界が震撼させられていた2008年10月29日、イングランド銀のポール・タッカー(現副総裁)はダイヤモンドに電話をかけてきた。バーク ………

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