和子夫人による「離縁状」報道が飛び出し、小沢親衛隊でさえ困惑している。もはやこれまでか。
2012年7月号 POLITICS
小沢一郎元民主党代表の豪腕伝説がいよいよ終焉を迎えようとしている。国会会期末の6月21日を控え、強気の駆け引きを展開しているが、小沢氏が形勢逆転するのは至難の業だ。折しも和子夫人による「離縁状」報道も飛び出し、小沢親衛隊ですら動揺が隠せない。消費税増税法案をめぐる民主、自民、公明3党の協議がいかなる結末を迎えようとも、少数勢力に転落する可能性は高くなりつつある。「国民と約束したことを放棄してでも消費税さえ賛成してくれれば後はどうでもいい、と言う人がいる。これは政党政治、民主政治の破壊につながる」小沢氏は6月7日、小沢グループ若手の会合で野田政権批判を展開し、「国民の中に、大衆の中に入れ」と地元活動を強めるよう指示した。
さっそく小沢氏が主宰する勉強会「新しい政策研究会」(新政研)は、街頭運動のための幟(のぼり)旗を大量に作製。白地に赤で「増 ………
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