漢検「虫食い」に内部告発

創業者父子が追い出され、事務局と理事長が結託して「蚕食」。見るに見かねて評議員が立ち上がった。

2012年7月号 DEEP [出る杭を食う京都]

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「私自身が、理事長の解任動議を出したこともあるんです。『このままでは、漢検はだめになってしまう』と」共立女子大学名誉教授の木村治美氏は、こう静かに語り始めた。70年代半ばに家族で暮らした生の英国の断面を描いた『黄昏のロンドンから』でデビューし、洞察とウィットに富んだ文章で知られるエッセイストが、内部告発者として本誌に登場する。京都地検が背任で起訴した財団法人「日本漢字能力検定協会」(漢検)事件の異常性を本誌3月号で伝えた(2月29日に京都地裁は地検の主張に沿って創業者の大久保昇、浩父子に懲役2年6月の実刑判決を言い渡した)が、大久保父子が追われたあとの協会運営の不当を訴えた内部告発があると速報した。その告発者こそ木村氏なのだ。独占インタビューと合わせ、本誌が独自に入手した内部資料を分析したところ、異常なガバナンスとその「仕掛け」が浮かび上がって ………

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