AIJ事件の後始末で金融庁が焼け太り

2012年7月号 POLITICS

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1千億円を超える企業年金の資産を消失させたAIJ投資顧問。もちろん、偽りの高利回りをエサに顧客を欺いた浅川和彦AIJ社長が主犯に違いない。だが、天下り先として厚生年金基金を食い物にしてきた厚生労働省・旧社会保険庁の罪も重い。厚年基金に素人OBを送り込み、積み立て不足の泥沼を放置したことが、AIJが跋扈する原因になったからだ。AIJ事件を契機に官僚OBが厚年基金に居座る旧弊は一掃されるのか。答えは恐らく否だろう。厚労省から年金役員ポストを簒奪すべく金融庁が息を潜めてチャンスを窺っている。今年3月時点で、約580ある厚年基金のうち360基金余りの役員に官僚OBが天下っており、「ほとんどが厚労省と旧社保庁のOB」(金融庁幹部)。厚年基金の役員選定は表向き「公募」が原則。ところが、表向きの公募は有名無実化し、天下りの指定席になっている。しかも、彼らは天下り先の運営にまるで ………

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