「フランビー」大統領の軟弱度

2012年6月号 連載 [いまここにある毒]

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フランスで「フランビー」と言えば、誰もが知っているネスレのカスタードプリンの商標だ。ゆらゆらした軟弱の代名詞でもある。その「フランビー」と揶揄されてきたオランドが、大統領選挙でツッパリのサルコジを破った。フランビーは一ダースいくらで売っている安価な大衆菓子。日本ならグリコの「プッチンプリン」である。それが富豪のヨットに乗って美人妻と豪華なバカンスを過ごす派手な「高級パティスリー」の現職を、なぜ倒せたのか。単一通貨ユーロ圏を守ろうと、「メルコジ」枢軸で劣等生ギリシャを締め上げ、その無理が南欧の信用不安に飛び火、フランスも緊縮を余儀なくされた。結果は、他国のために財布のヒモを緩めないドイツだけが潤い、フランスは失業者が街に溢れて、呻吟することになった。この誤算がオウンゴールとなる。劣勢の選挙戦終盤、サルコジは自己矛盾に陥っていた。極右国民戦 ………

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