オランドvsサルコジ終盤混戦

浮動票は極左極右に振れ、私生活も暴露され、テロで「経済失政」の影が薄まるか。

2012年5月号 GLOBAL

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「お前こそ、とっとと失せろ!」。4年前の農業見本市で握手を拒んだ青年に、ニコラ・サルコジ大統領が投げたちょっと品のない捨て台詞が、このフランス大統領選挙戦で蒸し返された。極左の大統領候補、ジャン=リュック・メランションが率いる「左翼戦線」の集会で配布された数千枚ものビラに、この台詞が使われたのだ。左翼戦線は09年6月の欧州議会議員選挙の際、メランションが共産党その他の左派少数派や極左グループを再結集して創設した政党である。メランションの支持率は序盤こそ5~6%と一ケタ台にとどまっていたが、後半戦に入って急に伸びた。4月22日予定の第1回投票予想でも13.5%(3月27日時点、世論調査会社TNSソフレス)と3位の極右戦線候補、マリーヌ・ル・ペン(同15%)に迫る勢いなのだ。

オランド優勢に影差す

有権者の不満に同調したダイナミックでカリスマ性に溢れた選挙キャンペーンが、有権者の琴線 ………

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