衆参30議員を超える自派閥「勁草の会」を旗揚げ。森、古賀、伊吹ら自民党長老がバックアップ。
2012年5月号 POLITICS
後半国会のみならず、秋にかけて政局を動かすほぼすべてのファクターに深く関わる位置に立っているのが、自民党の石原伸晃幹事長だ。消費税政局の落としどころや解散総選挙の時期、石原新党の行方、ポスト谷垣の有力候補として9月の党総裁選にどう仕掛けるのか。「見どころ満載」ともいえる立ち位置にもかかわらず、今ひとつ注目は集まっていない。「自民党始まって以来、最軽量幹事長」(若手)のイメージを払拭できなければ「負け組」入りは必至なのだが……。
「国民新党は亀井さんがつくった党でしょう。『人の道』を外れたら政治なんてできないんです。国民がどう受け止めるのか、野田総理も考えて対応したほうがいいですよ」石原氏は4月6日、国民新党の亀井静香前代表の離党表明について記者団に問われると、語気を荒らげて自見庄三郎新代表ら同党の連立残留組を批判した。それを聞きつけた自民党 ………
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